ティキタカ

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ティキタカは、サッカーの戦術スタイルの一つです。スペインのFCバルセロナを指揮していたペップ・グアルディオラが戦術として確立したとされており、サッカースペイン代表を率いたルイス・アラゴネスとビセンテ・ビル・ボスケもこのティキタカを用いたと言われています。

ティキタカ戦術

スペインのサッカー中継において、実況を担当したアンドレス・モンテス氏が2006年FIFAワールドカップにおいて使用したことで一般的なサッカー戦術用語として普及したと言われています。スペインのサッカーではそれ以前より日常的に用いられていたとされており、おそらくハビエル・クレメンテが最初に使用したのではないかと言われています。2006年FIFAワールドカップにおいて、アンドレス・モンテスは、正確でかつエレガントなパス回しのスタイルを展開するスペイン代表のことを、「Estamos tocando tiqui-taca tiqui-taca.(ティキ・タカ、ティキ・タカとプレーしている)」と発言しました。※ [1]を参考に編集しています

ティキタカは基本ポゼッション戦術

ティキタカはショートパスを繋ぎ、複数のパスコースを確保しつつオフザボールにおける選手の動きによってゴールへの道筋を作るプレースタイルと例えられます。この戦術スタイルは、複数のパスコースを作りながらショートパスをつなぐ点と、辛抱強くパスを回しポゼッションを維持し、保持したボールを失わないようにする点に集約されます。[2]ミッドフィールダーの選手たちはワンタッチパスを用いながら鋭く速いパス交換とポジションチェンジを頻繁に行い、ボールをゴールへ動かしていきます。ティキタカはボールポゼッション、いわゆるボール支配率を高め、常にボールを保持している状態を続けることで、攻守の切り替えにより選手たちが自陣へと戻る負担を減らしているという点で攻守一体の戦術と呼ぶことができます。唯一弱点と言えそうなのは、ゴールに直結しそうなロングボールより、確実に繋ぐショートパスを優先するために、守備的な戦術でパスコースを消すような相手には効果的ではない場合があります。

グアルディオラ監督はティキタカという言葉を否定

ペップ・グアルディオラ監督は「バルサはティキタカなんてやっていない! それは完全に(メディアに)作られた言葉だ! 」「私はパスワークを目的とするすべてのプレーを嫌う。ティキタカのことだ。そんなものはゴミで、何の意味もない。相手ゴールに迫ることを目的として、明確なパスを出さなければならない。パスワークのためにパスを繋ぐのではない」と語り※Wikipediaより、グアルディオラ氏やFCバルセロナの戦術がまとめてティキタカと定義されることや、ティキタカという手段自体が目的と化すことを否定しています。

FootballManager2024でのティキタカ

FootballManager2024でのティキタカですが、実践するには選手のパス能力・視野などのパスセンスに優れた選手たちでチームを構成する必要がありそうです。初心者の方は、ある程度優秀な選手を所属しているビッグクラブでこの戦術を採用することをおすすめします。下位リーグのクラブで所属する選手たちが、能力的にいまいちですとこの戦術は戦術理解難易度がかなり高いと思われ、機能しない可能性があります。
一点注意してほしいのは、ファイナルサードでのクロスの種類です。ティキタカのデフォルトではファイナルサードでは、「低いクロスをいれろ」になっています。これは、ティキタカがパスポゼッション戦術であるためで、このファイナルサードのクロス方法を変更してしまうと、ティキタカの戦術がうまく機能しなくなる可能性があります。

ティキタカと相性の良いフォーメーション

FootballManagerのティキタカと相性の良いフォーメーションは、現実でも採用されている4-3-3のフォーメーションと相性が良い気がします。ポゼッション戦術の応用的な立ち位置なので、前線の選手たちの間でもある程度パス交換するために3トップにするのは効果的と思われます。

  1. Wikipedia
  2. Wikipedia